茶畑がつくる、この町の物語。
八百年の始まりから、茶農家の営み、直売所の棚、カフェの台所、そしてあなたへ。このサイトの各ページに書かれている文章を、一本の物語の順に並べました。各章の末尾に、元のページを示しています。
第一章
八百年の始まり

「日本遺産」は、地域の歴史的な魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語る「ストーリー」を、文化庁が認定する制度です。ストーリーに欠かせない文化財群を地域が主体となって整備・活用し、国内外に発信することで、地域の活性化を図ることを目的に、平成27年度に制度化されました。このストーリーは、京都・山城地域で育まれてきたお茶の歴史と文化を、茶畑景観や寺社、製茶にまつわる史跡を通してたどるものです。和束町では、石寺・白栖・撰原・釜塚の茶畑と湯船・原山の茶畑、そして役行者が開いたと伝わる修験の山寺・鷲峰山金胎寺が、この物語を伝える構成文化財になっています。
令和6年度(2024年7月23日発表)の文化庁「日本遺産 総括評価・継続審査」において、本ストーリーは 「認定継続」と結論づけられました。お茶の京都DMOを中核とした推進体制と構想、 「宇治茶ムリエ」の育成、移動が難しい地域で観光の足を確保する観光ループバス事業、宇治茶のプレミアムブランド化、 小中学生向けの「キッズ茶ムリエ検定」、オンライン宇治茶ムリエ講座などが評価されました。一方、「整備」は、 観光客の滞在時間の増加という指標の実績を測定していないとして「不可」とされ、整備に係る取組のさらなる強化が望まれるとされました。 構成文化財の継承に係る事業の検討も望まれるとされています。総合評価では、体験や滞在のコンテンツのさらなる充実などが望ましいとされ、 体制については、自立自走に向けた工夫の具体的な検討や、地域づくり部門・文化財部門との連携強化も望まれています。
出典: このサイトの「日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」」の本文より(文章はそのまま)。
第二章
茶畑と、茶農家の営み

和束町は京都府南部・相楽郡の山あいの町です。京都府はこの地を、山の稜線まで広がる茶畑が四季折々に美しい表情を見せる「日本茶の原風景ともいえる地域」と紹介しています。京都府の茶業統計(京都府産茶の生産・流通状況等に関する資料)の市町村別荒茶生産量で、和束町は令和元〜7年度の7年間、毎年府内1位。「宇治茶の主産地」として知られています。同じ府の紹介によると、和束町のお茶は、茶師の栽培技術と茶商のブレンド技術によって、高品質な宇治茶として全国に届けられています(京都府茶業会議所の定義では、「宇治茶」は京都・奈良・滋賀・三重の4府県産の茶を、京都府内の業者が府内で仕上げ加工したものです)。この茶どころで、農家の手を経た茶葉を直接手に取れるのが、和束の郷の直売所です。
和束町は令和2〜7年度の6年間、毎年京都府内シェア43.5〜49.2%・第1位でした。 令和7年度は、府全体の荒茶生産量が前年の79.2%に減った年です(一方、府全体の荒茶生産金額は 前年の190.7%、てん茶に限ると224.0%に伸びました)。和束町のシェアは、6年間で最も高かった 令和5年度(49.2%)をやや下回りました。
出典: このサイトの「京都府内最大の茶産地」の本文より(文章はそのまま)。
第三章
町の人が、町のめぐみを手渡す場所

「交流ステーション 和束の郷」は、和束町の住民が主体となって運営する農産物直売所&カフェです(運営: 和束の郷協議会)。棚に並ぶのは、この町で育った野菜と和束茶が中心。近隣の産地から届く品や、暮らしに役立つ品もあわせて取りそろえています。
併設の「wazukanoSATOカフェ」では、和束町のお母さんたちの手作りごはんをお出ししています。派手さはないけれど、毎日食べたくなる、そんな家庭のあたたかさが自慢です。
茶畑のふもとで、ひと息つきに来てください。旅の途中でも、地元の日常でも。ここが和束と人、人と人をつなぐ「交流ステーション」です。 おとなりの活道ヶ丘公園(徒歩約2分・ほぼ平坦)には、よく手入れされた芝生の広場が広がっています。小さなお子さま連れの方は、カフェの前後にひと遊びしていただけます。
出典: このサイトの「トップページ「和束の郷とは」」の本文より(文章はそのまま)。
第四章
お母さんたちの手作りごはん

店内は14席、天気のよい日には野外テラス席16席(軒下と屋外)もご利用いただけます。ご利用の際には、自由にお召し上がりいただける無料のお茶をご用意。使うのは和束町産のお米や野菜、和束茶を中心とした地元の恵みです。直売所で買ったものを、その場で味わえる——それがこのカフェの楽しみ方です。
TEL 0774-39-7790平日 10:00〜15:00/土日祝 10:00〜16:00・定休日 月・火曜(月曜が祝日の場合は火・水曜、火曜が祝日の場合は月・水曜)
出典: このサイトの「食べる CAFE」の本文より(文章はそのまま)。
第五章
あなたも、この物語に参加する

「交流ステーション 和束の郷」では、商品の出品を随時募集しています。和束町にお住まいの方はもちろん、町外の農家さん・生産者さん・作家さんもご参加いただけます。野菜や果物などの農産物、和束茶、漬物やジャムなどの手作り加工品、陶芸品や布小物などの手工芸品まで、ジャンルは問いません。値段を決めるのは生産者さんです。
「顔の見える直売所」として、多くのお客様・観光客の方にご来店いただいています。ご自身で育てた・つくったものを、茶源郷を訪れる方々へ直接届けてみませんか。遠方にお住まいの方も、まずはお気軽にご相談ください。
出典: このサイトの「参加する(生産者募集)」の本文より(文章はそのまま)。